【過去問】同志社大学合格のための英語勉強法【対策】

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同志社大学に合格するための、英語の勉強法についてまとめました!
この記事は
・同志社大学にどうしても合格したい!
・そのための具体的な勉強法・使用すべき参考書を知りたい!
・どんな問題が出るかを知りたい!
という人にピッタリです。
ぜひ最後まで読み進めていただいて、正しい勉強法を実践し、合格を掴み取りましょう!

同志社大学の英語 過去問分析

まずはゴール地点である同志社大学の過去問について見ていきましょう。
合格に向けて効率よく勉強するにあたって、どんなタイプの問題が出るのか、どれくらいのレベルなのかについて知っておくことは重要です。

同志社大学の英語は大問3題構成

同志社大学の英語は大問3題構成です。

3題とも長文が題材であり、第1問と第2問は説明文的文章が、第3問は対話文が素材文となります。この3題を100分で解きます。
難易度としては、大学受験の中でもかなりハイレベルであり、受験科目の中でも高い配点が振られているので一番差がつく勝負科目となっています。

小問の出題形式も安定しており、必ず出題されるものとしては

【必ず出題される小問形式】
① 本文中の単語の言い換え問題
② 内容一致問題
③ 下線部和訳問題(大問1か大問2のどちらかで出題)
④ 対話文補充問題
⑤ 和文英訳問題(大問3で出題)

が挙げられます。後の対策のところで詳しく説明しますが、これらの小問形式に習熟しておくことが得点力を高めるためのポイントとなります。
また、その他の形式としては
⑥ 適語選択問題
⑦ 整序英作文
⑧ 下線部を言い換える問題
などもよく出題されます。

主要な設問形式への対策について

上記の「必ず出題される設問形式」のそれぞれについて、対策を見ていきましょう。

① 本文中の単語の言い換え問題

同志社大学の特徴的な設問に、本文中の表現を言い換えた表現を選ぶ問題があります。例えば次のような問題です。

純粋に本文中の表現を「知っていれば」解きやすいですが、後述する単語帳をしっかり仕上げていたとしてもカバーできない相当な難易度の語に線が引かれることもよくあります。
その場合は、下線部以外の部分の訳をできるだけ正確にとって意味を類推する、あるいは選択肢の中から入りそうな単語を探す、という解き方になります。語彙というよりは周辺部分の読解が試されているような問題も多いと言えます。

② 内容一致問題

同志社大学の大問1・大問2には必ず、本文内容と一致する選択肢を選ばせる問題が出ます。
選択肢が8つから10つ程度並び、そこから3肢ないしは4肢を選ぶという形式のものです。

この内容一致問題にはコツがあります。
選択肢は基本的に本文の展開順に並んでおり、段落ごとに選択肢の前から正誤判断していくことが可能なのです。(そうでない選択肢も一部ありますが)

同志社大学の素材文は長く、全部読んでからこの内容一致問題に取り掛かると、本文の内容がおぼろげになって選択肢と本文の間を往復することになりがちです。
その点、段落ごとに内容一致の選択肢を見にいき、その場で正誤判定できれば効率よく選択肢を捌いていくことが可能です。
過去問演習では、その流れ(本文を1段落読んだら、選択肢を見にいき正誤判定できるかどうか検証する。マルバツがつけれたら次の選択肢も見にいき、それがまだ読んでいない段落に関する選択肢と分かれば本文に戻る、という流れ)に乗る練習をたくさん積んでいきましょう。

③ 下線部和訳問題

同志社大学は下線部和訳の問題も出題されます。関関同立の他大学では見られない形式です。
大問1か大問2のどちらかから1題のみの出題になりますが、配点が高いとされ、解けないと大きく差をつけられます。

実際の難易度はと言うと、他の国公立大学の問題等で和訳問題に慣れている人にとっては簡単に見えるという程度です。
文構造が込み入っている箇所や、構文上のポイントが含まれている箇所に下線部が施されていますが、そこまで厳しいものではなく、同志社大学合格レベルを目指して読解力を身につけてくる受験生にとっては大半が解答を書ける内容になっていると言えます。
後述する英文解釈の勉強の中でしっかり鍛えていればそれほど怖がる必要はありません。

④ 対話文補充問題

大問3は設問形式が固定されていて、対話文中の空所の中に入る適切な英文を選択肢の中から選ぶ問題となっています。

素材文が対話文の形式となっているので、省略が多かったり、対話文特有の表現があったりもしますが、基本的には読解問題であり、選択肢を含めて素材文がしっかり読めているかどうかがポイントとなります。
とは言っても、対話文だけの対策をしないといけないかというとそうではなく、大問1・大問2のようなオーソドックスな読解力を高めていれば、あとは過去問演習の回数をこなしていくことで慣れていくのが得点力アップの近道となります。

⑤ 和文英訳問題

大問3には、日本文を英文に直す問題が出題されます。
大問3が対話文になっているので、問題の日本文もやや砕けた会話調になっていることが多いです。
また、本文の中で出てきた特徴的な語彙を含んだ問題文となっていることもあり、その下線部だけ見ると一瞬戸惑うようなところもあります。

英作文問題としての難易度はと言うと、それほど高度な表現を求められているわけではなく、特に国公立大学を合わせて受験しようと考えている受験生にとっては比較してそこまで難しく感じられない問題となっています。
もし他大学では英作文の出題がなく、同志社大学に絞って英作文対策をする場合については、効率の良い勉強が求められます。後述の勉強法にて詳しく解説しますのでご覧ください。

同志社大学 英語の勉強法について

一筋縄ではいかない同志社大学の英語ですが、どのように勉強していけば突破口を見出せるでしょうか。語彙・読解・英作文の観点からそれぞれ詳しく見ていきましょう!

同志社大学突破のための語彙

同志社大学の入試問題で求められる語彙レベルはかなり高いものですが、特別な対策は必要ありません。英単語・英熟語について、それぞれオーソドックスなものを1冊こなしておきましょう。

単語帳の中で特にお勧めするのは『システム英単語』です。
同志社大学では英作文が出題されますが、このとき『システム英単語』のミニマルフレーズが役に立つことがあります。特に第1章・第2章の基礎単語については、ミニマルフレーズのまま覚えておくことをお勧めします。
読解については『システム英単語』の第4章までのレベルで十分戦えます。もちろん、一部は載っていない単語が紛れていたりもしますが、そこで大きな差にはならないことがほとんどなので、難易度としては第4章までの語彙で立ち向かっていきましょう。
もちろん、多義語も重要なので第5章の約180語もしっかり暗記しておきましょう。

熟語については好みが分かれるところではありますが、『速読英熟語』『解体英熟語』のどちらかを選んでおけば間違いないでしょう。
熟語はそのまま空所補充の問題になったり、言い換え問題の題材になったりもするので1つ差がつくポイントとなっています。学習段階のできるだけ早い時期に覚えておきたいところです。

同志社大学突破のための読解

難易度の高い同志社大学の英文を読みこなすためには骨太の読解力が必要です。

同志社大学にはストレートな文法問題はほとんど出題されませんが、正しく英文を読むための英文法の知識は当然整えておく必要があります。英文法の基礎が不安な人は、次の記事にあるように基礎固めを行なっていきましょう。焦る必要はありません。

基礎的な文法事項がある程度整っている人は、それを読解に生かすための“英文解釈”を学んでいきましょう。長文問題に取り組む前に、ある程度のレベルまで英文解釈の力を鍛えておくことが、効率よく読解力を高めるためのキーとなります。単語や熟語の勉強に並行して、じっくり学んでいきましょう。

英文解釈の力が身についたところで、それを実際の入試長文問題の中で実践していきましょう。これも順番が大事です。次の記事で紹介している「上級レベル」まで問題演習を進めていきましょう。

同志社大学突破のための英作文

同志社大学では大問3の対話文読解の中で、1問だけ英作文問題が出題されます。
長文の中の1文が日本語で示されていて、それを英文に直すという形式です。

英作文というと少し身構えますが、国公立大学の併願で同志社大を受ける受験生にとっては、同志社大学の英作文は簡単に映るはずです。和文英訳形式の中でも、同志社大学の英作文はかなり簡単な部類に入ります。
よって、和文英訳の出る国公立大学を同時に受ける場合は、その英作文対策でまかなえます。
大変なのは、私立しか受けず、その中でも同志社大学でしか英作文に当たらない受験生です。この1問のためにどこまで英作文というジャンルを掘り下げていくか、勉強時間配分の戦略的にも重要なところです。
丸腰で行くとなかなか書けないのが英作文です。「受ける大学の中で同志社でしか英作文が出ない!」という人も、1冊は英作文の参考書に触れておき、基礎を整えておきたいところです。
コスパ良く英作文対策をするのに、おすすめは次の1冊です。

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大学入試英作文ハイパートレーニング和文英訳編
桐原書店
著:大矢復

英作文になるとついついミスしてしまいがちなポイントについて、文法ごとにまとめられています。
各ページ2題ずつ例題があり、単元ごとに復習問題もあります。
この1冊で和文英訳の基礎を固めたら、あとは過去問で練習していくという流れで良いです。

過去問演習

語彙・読解・英作文の勉強がある程度整ったら、どんどん過去問を解いていきましょう。

過去問演習となると、「過去問を最後まで取っておきたい・・・」と慎重になる人がいますが、同志社大学の問題は、全学部日程・学部個別日程で毎年何パターンも問題が作られており、赤本でもたくさん出版されているので、尽きることがありません。(どの問題セットも難易度や形式が大きく変わることはなく、本当にたくさんの回数をこなすことができます)

ということで、年に1回分しか過去問がない国公立大の問題のように、実施に慎重になる必要はなく、どんどん回数をこなしていくのが吉です。
数多く解いていくことで、難易度慣れ・設問慣れしていくのでそれだけで得点力が増していく部分もあります。
現役生でも、高3の10月ぐらいからは積極的に解き始めておきたいところです。

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